奠済宫

慶安宮、城隍廟に並ぶ基隆三大廟の一つ。多くの人で賑わう基隆廟口夜市の中にありました（正しくは「奠濟宮の門前に形成されたのが廟口夜市」）。門前の仁三路には食べ物屋台がずらりと並び、白く立ち上る湯気・漂う美味しそうなにおい。グルメを楽しむ沢山の人、通りは人人人でとても賑やか。奠濟宮の中は周囲の賑わいを忘れてしまう静寂さと荘厳な雰囲気に包まれていて、人ごみに少し疲れてしまった私にはオアシス的な存在でした。ほっとできます。

尊済宮は台湾フードを楽しむ人たちでにぎわう基隆の夜市ストリートにある廟だ。1873年のアヘン戦争における清の敗北で基隆港が開放されることになり、中国から来た移民の人たちが守護神として故郷の神様を祀ったことが起源だそうだ。二度の大戦で破損され、現在の廟は大規模な修繕をされて建立当時の部分はあまり残っていないそうだが、屋根の上には今にも飛び立ちそうな極彩色の龍、細かな龍の彫刻がされた柱や石造りの獅子など、ひとつひとつの細工がとても見事だ。

台湾鉄道基隆駅から徒歩１０くらい。基隆三大廟のひとつといわれています。この奠濟宮の前には多数の屋台が集まっている基隆廟口夜市があります。その為、入口のあたりはとても賑わっていますが中に入ると厳粛な雰囲気があります。基隆の夜市と共に是非立ち寄って見てください。