kyusyoka maruishihonmake

旧本間家は北海道でもかなり価値のある建物です。歴史的建造物はガイドさんの解説があってこそ真の価値がわかるものです。さらに当時の人々の暮らしぶり、風俗文化も伝わってきます。ここはガイドさんの解説を聞きながら見学するのがお薦めです。

ここは呉服屋さん屋敷。以前は国稀の蔵としても使ったようです。国稀は、日本最北端の造り酒屋。乃木希典から名前を頂いたのですが、「希」の字を使うとおこがましいというので「稀」にしたとのこと。個人的に申し上げると、このお酒はとっても美味しい。コクと清涼感を持ち合わせた北端のお酒のイメージそのものです。

かつて呉服店であり、国稀の酒蔵でもあった、豪商本間家の仕事場であり邸宅です。たくさんの従業員や女中を抱えた大きな建物は、採光が工夫され明るく、家具は細部まで作りこまれ、瓦の一枚一枚に屋号が入っています。ガイドさんが丁寧に解説してくれます。増毛は小さな町ですが、かつての繁栄が生き生きと伝わってきます。冬季は休業なので注意が必要です。